最終便
街のバスストップで最終便を待っている。
10月に入ってもう5日経つ、ずいぶん涼しい。
北極圏で氷が以上溶解しているとニュースで報ぜられていた。
これから徐々に寒くなっていく時節だ。誰も振り返らずに丸まった
太陽に近づいてゆく。
そうそう三日月状の太陽を見たことがある。
寒かった。とくべつ寒かった。
背をかがめて、肉声を重ねてゆく。
うしろで、何十台、何百台の自動車が通り過ぎてゆく。
自転車は通らなかった。歩行者もいない。
時々乾いた声を出す。
湿った声も熱い声も出す。冷たい声にはよく出会う。
結論から言えば、人の話をよく聞いていない。人に
話を聞いてもらおうとも思わない。
よく自意識、、、、、、、、、、
前を自転車が通り過ぎてゆく。
23:19、このバス停の五つ前にすらバスは来ていない。
23:23、バス最終便が着く予定。
今日、女性に対する欲情について考えてみる。
結局、あの一連のことの終わりに死にたいと願望している自身がある。
そして最終便が来る。あとバス停が二つ、一つ、
©T.A
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