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海辺
束の間の休息。20時間の睡眠。
往来を渡る。動かない自転車を捨てて、台風の目を歩く。
唯一の具体性は、灰になった愚者が眠る墓である。
みるみる鮮やかに呼び起す。
冷たい季節風に刻まれた昔の名前。つい2年前まで、その名前を読むために都会から電車を乗り継ぎ、花を携え来る老女がいた。何の役にも立たなかった人間だったのに、誰もおぼえていないのに。
僕は見下ろす。白波が散る灯台からすぐそばのささやかな林まで。
©T.A
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