特集〜不定期版

【旅の記録 3】 << Prev back >>
信州地方へのアクセスは、今は長野新幹線の開通や高速道路網の整備などによりずいぶん手軽になったようだ。
私が訪れた頃は、まだ一日もしくは一晩かかってたどり着くようなはるかな土地であった。
さて私は、アルペンルートの終着点の信濃大町を発ち、松本を経由し長野へ向かった。
私は、乗客の少ない長野行きの中で、早朝から歩き回った疲労のため眠りこけてしまった。
目を覚ますともう長野の近くで、車窓には長野盆地が開けていた。
長野に着いた時、戸隠行きのバス発車時刻が迫っていた。あわててバスターミナルへ汗を噴出しながら走ったが、バスは発った直後だった。
次は約1時間後だった。ジュースを飲んだり、シャンプーを買ったりしておとなしく待っていた。
バスは発ち、まず長野市を北上した。乗客は5・6名くらいで、旅行客らしい者はいなかった。
善光寺のそばを通り、程なく山道に入っていった。七曲りと呼ばれるような急傾斜かつ急カーブがあり、そこで高度をかせいで、抜けた頃には空気が冷えているのがわかった。
©T.A
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